ArrayCalc

[d&b ArrayCalc-6]スピーカーデータ作ってみよう編1

sound-star

今会場が完成したので実際にスピーカーを設置していこうと思いますが、まずはそれぞのパラメーターを解説します。

=目次=

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全部で3種類ある画面

スピーカーの種類は全部で3種類に分類することができます。

(Line)Array SourcePoint SourceSUB Arrayです。

d&bを扱う上で大切なのは、どのスピーカーが上記3種類のどれに当てはまるか。というのを知っておくことです。知らないとスピーカーを追加する際に追加することができなくなってしまします。

それぞれ理論や、考慮することが違います。それぞれの特徴に関しては後日詳しく改めて書きたいと思います。

大きな会場で音を出しているスピーカーは、ほとんどこのラインアレイのスピーカーです。

上のタブであるSourseをクリックするとこのような画面になるかとおもます。

ここでプランをします、一番左側に選択したスピーカーの詳細があります。そして画面中央のピンク塗りつぶしがフライングする際にとても大切になる重量情報になります。また、1点吊りの時に必要なSingle pick pt. hole no.も記載されています。

その隣にある青色塗りつぶしは、配置したスピーカーを上から見ている部分になります。

また点線で表されているのがスピーカー軸と指向性になります。白の指向性は一番上のスピカーの指向性で、オレンジが一番下のスピーカーの指向性です。

緑ぬりつぶし部分はスピーカーの断面になります。それぞれの点線は狙っているスピーカーの軸になります。

黄色塗りつぶしがスピーカーの音圧距離減衰を表しています。HighとLowの2種類の減衰量を同時に確認できます。下のFriqencyでそれぞれの周波数を選択できます。

Venueデータで1F/2Fの色を変えていたと思いますが、変えることによってここでそれぞれの狙いが分かりやすくなります。

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Array Source

※ここでは、塗りつぶしと実線での囲みは別のものだと思ってください。

緑ぬりつぶし

Systemですが、V-seriesとあります。ここで使用したいスピーカーを選択します。

そして、Mountingでフライング(flown)かスタック(stacked)を選択します。

続いて、No. of cabinetでスピーカーの総数を入れます。スタックの場合は、SUBも含めた数を入れます。

Amplifierでは使用するAMPの種類を選択します。

ピンク塗りつぶし

スピーカーの設置場所を設定します。右側にある会場図を見てもらえると分かりやすいのですが、X軸は客席側、Y軸がステージ間口側になります。これの基準はVenueデータを作成した時の基準と同じです。現在はカマチに設定しています。

X軸側の基準はフライングフレームの先端になります。写真の白い星部分になります。

水色塗りつぶし

スピーカーの高さを設定します。これも同様に白い星の部分がスピーカーの設定高さになります。そこからフライングフレームの傾きを入れるので0°で吊らない限り少し誤差が生じます

続いて、Hor. aimingはスピーカーの内振り、外振りをここで入れ込みます。

黄色塗りつぶし

Frame angleではフライングフレームの角度を入れ込みます。

Delay(abs.)とは絶対値のDelayになります、つまりSystem Delayなどを入れ込みます。現状だとAPの値のDelayが入れ込まれています。APでない場合は0.3msecがSystem Delayです。卓周りのDelayなどを入れ込むことも可能です。

赤色囲み

APでやる時に使用します。Array Processing を押すと角度、スピーカーの種類、設置位置など変更できないようになります。なので全ての設定が終わってからAPのスロット作成をしましょう。

オレンジ塗りつぶし

ここではスピーカーのフィルターを選択します。

V seriesではCUTとCPLが用意されています。フィルターの名称は同じでもスピーカーによってパラメーターも変わってくるので使用する前に確認しましょう。

Level(rel.)はスピーカーアレイ全体のレベルが変わります。もし、個別にレベルを変えていたとしても、それに対して変わります。

白塗りつぶし

3種類のアイコンがありますが、

鉛筆のアイコンは、上記で紹介したものの編集をロックします。

鉛筆の隣にあるアイコンは、自動で角度を出してくれます。基本的に、1番上の客席レベルに一番上のキャビネット、そこから客席最前までを狙います。自分で角度を決める人にはあまり使わない機能かと思います。

鉛筆アイコンの下側にあるアイコンは、上下現在はリンクしていますが、上下角度が異なる場合などに使用します。このボタンを押すと片側だけになります。ちなみにこのボタンを押すと下手側だけ残ります。

オレンジ囲み

ここでスピーカーパラの設定をします。

クリップマークをクリックするとスピーカーパラ設定になります。スピーカーパラをした場合、上側のスピーカー設定と同じになり、パラされてる方の設定は空白で触れないようになります。

パラをする上で、スピーカーの種類(例:V8とV12)とセットアップ(例:ArcとLine)が異なる場合はパラできないのでどちらかに合わせてください。

むらさき囲み

ここでそれぞれのスピーカーのレベルを変えます。設定できる範囲は、-57.5dB~+6dBになります。

みどり囲み

HFC(High Frequency Compression)の頭文字で温度湿度による空気吸音補正です。

一応目安として何mごとにHFCを1or2にするという記載があるのでユーザーマニュアルを確認してください。

また、ここが触れない人は、画面上部(緑矢印部分)の温度計マークをクリックしてください。

青色囲み

Splayでそれぞれのスピーカーの角度を変えます

まとめ

3種類の音の鳴らし方がある(Array SourcePoint SourceSUB Array)

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