ArrayCalc

[d&b ArrayCalc-14]角度表出し方と見方

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現場でのセットアップをするために必要な角度表の出し方を解説します。そしてスピーカーセットアップの時に何を見たら良いかも確認します。

=目次=

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角度表の出し方

角度表を出すにはSourceのタブを使用します。

ここで2種類のデータ出力方法があります。それはpdfで出力されます。

それは、Selected array with acoustic dataSelected array with setup dataです。それぞれの違いを見てみましょう。

Selected array with acoustic data

acousticデータの場合は、スピーカーの振りや周波数減衰、それぞれキャビネットの軸などが表示されます。

Selected array with setup data

一方setupデータの場合はacousticデータの右側を省いたものになります。

なので基本的に現場で必要なのはこちらのseupデータの方になります。

スタックの場合はスピーカーの角度が確認できればいいでしょう。

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角度表の見方

今回はホール編ですが、サンプルアレイのフライングを作成して確認してみましょう。

このようなサンプルを作成して、セットアップデータを出力してみましょう。

フライングスピーカーを仕込む上で必要なもの・確認するものは下記の7つです。これはどのスピーカーにも通じるので他のスピーカーでも確認してみて下さい。

1 バンパーの角度

2 スピーカーの角度

3 スピーカーの下端の高さ(タッパ)

4 バンパーの位置

5 ピックアップホール

6 スピーカーのパラと種類

7 スピーカー特有の情報

1 バンパーの角度

まずはバンパーの角度です、今回は1°になっています。

人によってトップサイトという人もいます。

2 スピーカーの角度

その下のSplayの部分です、ここはスピーカーそれぞれの角度になります。この角度で仕込みます。そして、基本的には4段で運ぶと思うので4段で線を引いておきます。

3 スピーカーの下端の高さ(タッパ)

右側のHight of lowest edgeはスピーカーの下端の高さ(タッパ)になります。

コンプレッションバンパーを使用した場合はコンプレッションバンパーの角がこの値になります。下図のピンク矢印部分です。

4 バンパーの位置

初めの図のピンク矢印部分でバンパーの向きを確認します。

KSLは後ろが長い(Normal)前が長い(Front)の2種類になります。

5 ピックアップホール

続いて、青囲み部分ですが、ピックアップホールを確認します。

バンパー側が前後2点の場合は、Rear picとFront picの番号を見ます。1点吊りの場合は、Single picを見ます。今回の場合はinvalidなので1点吊りは不可能になります。

バンパーに数字が振ってあるので確認してシャクルを取り付けて下さい。

6 スピーカーのパラと種類

緑矢印部分でスピーカーの種類とパラを確認します。

7 スピーカー特有の情報

右下のオレンジ文字部分でgrab linkとありますが、今回はコンプレッションなのでこの部分が必要になります。これはpdf出力されないので自身で書き込んでください。

これの確認方法は、下図のarraycalc青矢印を見て下さい。

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