ArrayCalc

[d&b ArrayCalc-13] Device画面について

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Deviceできることを紹介します。ここで設定したことがR1へと反映されます。間違えた設定をするR1にデータが流し込めなくなってしまいます。

=目次=

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R1に繋がる仕組み

d&bの場合はリモートID/デバイスIDと呼ばれる数字を各アンプごとに割り当てることによってアンプとarraycalcで作ったデータを結びつけます。アンプ本体はIPv4ベースつまりIPアドレスで認識をします。

IPアドレスには他の機器で使用しているのでなんとなくわかると思いますが、リモートIDに関しては制限があります。

CANを使う場合は、0.01~7.63の範囲になります。(D12までの機器)

LAN/OCAを使う場合は、0.01〜99.63の範囲になります。(D12以降の機器)

IDの下2桁はMAX値が63なので0.63の次は1.01に繰り上がります。

これらに注意をしてIDを割り振りましょう。

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サンプルデータのID割り振り

IDを振る時ですがID以外にも設定することがあります。

・ID

・アンプの使用チャンネル

・スピーカーのパラ設定

・アンプのinput設定

(・アンプのならし方/2way active or dual ch. or Mix top/sub)

今回の構成下手ID 0.01〜上手ID 1.01〜
D80-1SUB1(C/D)/ 2(A/B)SUB1(C/D)/ 2(A/B)
D80-2Main2(C/D) / 3(A/B)Main2(C/D) / 3(A/B)
D80-3Main1(A/B) / lipfill(C) / infill(D)Main1(A/B) / lipfill(C) / infill(D)

今回は上の表のような構成にしてみようと思います。普段はMain1~SUBの順番だと思いますが、スタックでIDの自動割り振りを使用すると下からID割り振りがされてしまうので今回はSUBが1番のAMPになっています。フライングの場合は上からIDが振られます。

IDを手動で割り振る場合は、赤矢印の部分のX.XXを該当の数字にして下さい。またこの時青矢印の使用チャンネルを設定しましょう。それらが終わったら、パラの設定が終わってない場合はここで設定しましょう。

IDを自動で割り振る場合は、緑塗りつぶし部分の設定をして下さい。

IDをそれぞれ入れ込みます。ここに入れた値から順番に割り振られます。

AMPのinputを選択します。アナログかデジタルを選択します。まだ決まってない場合は、Digital/Analogを選んでおくといいでしょう。

ここまで入れ込み終わったらconfigure ampsをクリックして設定完了です。

ちなみに、Setupの所にArcとありますが、他にもLineというプリセットがあります。

これはR1に流し込んでからだと再びarraycalcに戻らないといけないのでここで設定しておきましょう。

続いてlipfillも同じように設定していきます。このくらいであれば手入力のほうが早いと思います。

Point sourceの場合はパラ設定に関して少し注意が必要です。

今までは1つしかボタンがありませんでした。

Point sourceの場合は、下記の3種類あります。

1 Seq.(sequential)→上から順にパラしていく

2 Sym.(Symmetrical)→上下シンメにパラしていく

3 Free→パラしない

例えば、(上手)1、2、3、4、5、6(下手)とスピーカーがあった場合

Seqは(上手)123(下手)

Symは(上手)123(下手)の様にパラされます。

ここまで割り振り設定が終了したらOKです。

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よくある失敗例

IDを割り振り終わってR1に流し込む時に失敗することがあります。その例をいくつか見てみましょう。

まず、すべてのIDを振り終わったらピンク塗りつぶしを確認して下さい。

Sourceの部分がすべて緑チェックになっているか

右上部分がチェックマーク+Ready for R1になっているか

Unused ChannelがAMPのプランと一致しているか

上の図のような状態であればOKです。

例1) infillの使用チャンネルをDからAに変更

→使用チャンネルが重なっている場合

緑塗りつぶし部分がそれぞれアラートを出すようになりました。右上のReady for R1も黄色のびっくりマークになっています。また、その隣の旗マークも赤旗になっています。この赤旗をクリックすると何がNGかを教えてくれます。英語ですが。

例2 infillのAMP inputを選択しなかった場合

緑塗りつぶし部分が黄色のびっくりマークになりました。

アラートの順番として、

IDやchなどの不具合は赤アラート

inputなどの不具合は黄色アラートで表示されます。

なのでそれぞれ色と意味を覚えておくと早期解決につながるでしょう。

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