Smaart

[Smaart徹底解説-8]SPL設定について

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Smaart v8以降だとSPLの詳細設定ができるようになりました。それらを使用するにはまず、基本的な設定が必要なのでそれらを設定していきます。

=目次=


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SPLの設定に必要なもの?

SPLの設定をするためにはSPLのキャリブレーターが必要になります。キャリブレーターにも色々種類があるので説明します。

必要なものは、キャリブレーター + アダプター の2つです。

キャリブレーター、ピストンホン、音響校正機といういう人もいます。

そしてクラス1とクラス2の2種類があります。もちろんクラス1の方が精度がいいのですが、価格もとても高いです。なので基本的にはクラス2でも問題ないと思います。

クラス1だと下記のようなものになります。30万オーバーです。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

リオン NC-72A ピストンホン
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なので、筆者が使用しているのはクラス2です。

筆者がおすすめするのはiSEMconというメーカーがコスパも良く使いやすいと思います。

このメーカーはドイツのメーカーで測定マイクも作成しています。それにその他にも色々測定するためのツールを販売しているので信頼できるかなと思います。

残念ながらAmazonでの取り扱いがないので、楽天での購入がおすすめです。

そして購入するときに注意しなくてはいけないのが、それぞれ使用しているマイクによって専用のアダプターが必要になります。下の写真の左側に映っているのがアダプターです。

Earthworksの場合はセットになっているのでこのようなものを選択すればOKです。


キャリブレーター単体は下記のものを揃えればOKです。


そして、下記のようなマイクに適したアダプターを選択します。

Beyer / MM1用


iSEMcon / EMX7150用



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SPLの設定方法

初めにconfigの中にあるI-O configをクリックします。

そして、赤矢印のcalibrateをクリックします。

次にマイクをキャリブレーターに下記のようにセットします。

この時に圧が変わらないように、ゆっくりと挿入します。厳密にいえば周囲圧の補正も加えるといいのですが、圧力計がないとできないので今回は割愛します。

次に、offsetの部分に94(dB)と記入して、Calibrateをクリックします。

基本的にこの時のインターフェイスのゲインは絞り切りがいいと思います。

なぜ94dBかというのはこちらをご覧ください。

そうすると自動でoffsetを計算してくれます。OKをクリックするとoffsetが自動で反映されます。とても簡単だと思います。

しかし、ここで大切なのは、インターフェースのゲインです。

基本的には、SPLキャリブレートをしたらインターフェイスのゲインは触らないようにして下さい。もしゲインを触ってしまった場合は再キャリブレートが必要になります。

なので、おすすめはインプットをYパラでSPL用とトランスファー/RTA用にするといいでしょう。

インターフェイスのゲインがPCなどで数字が分かる場合は、先ほどのやり方とは異なり、マイクをキャリブレーターに差してSmaartのメーターが94dB(キャリブレーターの発振するレベル)になるまでインターフェイスのゲインをあげていきます。

もし、インターフェイス側のヘッドルームがあるようであれば、こちら側の方が感度共によりいいです。

もしくは、ゲイントラッキング機能がある下記の様なインターフェースにするのもひとつの方法です。


以前はRolandのOCTA-CAPTURE UA-1010という機種があったのですが、もう中古で購入するしかなくなってしまいました。

そして、インターフェイスを購入するには、マイクとの組み合わせも考慮しなくてはいけません。

〜お問い合わせ〜

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